海外看護研修

Overseas training
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海外看護研修

令和5年度から海外看護研修プログラムを実施しています。令和7年度の4年生後期の選択科目「国際看護・国際保健Ⅱ」として、単位化された海外看護研修プログラムを用意しています。これまで、本学からゴールドコースト(オーストラリア)、シアトル(アメリカ合衆国)、チェンマイ近郊(タイ)への海外研修に参加しています。
研修の概要と参加した学生の声を中心に紹介します。

ゴールドコースト(オーストラリア)
看護研修

他大学との合同企画

9月に10日間 (4年生と2年生が参加可能) 10名程度

研修に参加した学生の声

2年生 Nさん

私は2025年9月に、10日間のオーストラリア看護研修に参加しました。
研修では、グリフィス大学での講義を通して、オーストラリアの医療制度や国土の広さ、先住民族の健康課題など、その国ならではの背景を踏まえた医療の在り方について学びました。
その後の病院見学では、実際の医療現場を通して日本との違いを直接確認することができました。現地の看護師の方々からは、キャリア発展のため大学院へ進学する人が多いこと、また日本よりも看護師が担う医療行為の範囲が広いことなどについて伺いました。
どの看護師も自らの職務に誇りを持ち、主体的に業務に取り組む姿が印象的であり、看護専門職としての姿勢を改めて考える貴重な機会となりました。 また、ホームステイではホストファミリーとの食事や観光を通して交流を深めました。家の周辺で野生のコアラやカンガルーを目にしたことは特に印象に残っています。
異なる文化や価値観の中で生活する経験を通して、多様性を受け入れる柔軟性の重要性を実感しました。
短い期間ではありましたが、観光も楽しみながら、医療と文化の両面から多くを学ぶことができ、自身の視野を大きく広げる実りある研修となりました。

2年生 Sさん

私は 2025年9月に、10日間のオーストラリア看護研修に参加しました。
研修を通して、オーストラリア独自の医療体制や看護の特徴について、幅広く深く学ぶこ とができました。現地では私立病院と公立病院の両方を見学し、それぞれの特性や運営の違い、日本の医療現場との相違点について理解を深めることができました。 また、現地で活躍されている日本人看護師の方々や、グリフィス大学の学生との交流会も実施され、オーストラリアでの生活や看護への考え方などについて多くのことを伺うことができました。貴重な国際交流の機会となりました。
研修プログラムの中には、文化体験の時間も設けられており、動物園やビーチの見学、ゴールドコーストの散策などを通じて、オーストラリアの自然や文化にも触れることができました。看護学習と並行して現地の魅力を体感できたことも、この研修の大きな特色だと感じます。中でもホームステイは特に印象に残っています。現地の家庭での生活を通して、文化や価値観の多様性を肌で感じ、看護を学ぶ者として視野を広げる貴重な経験となりました。
今回の研修を通じて、オーストラリアの看護の在り方を学ぶとともに、看護が持つ多様な可能性を実感しました。
多様性が重視される現代社会において、今回得た多角的な視点を今後の学びや実践に活かしていきたいと考えています。

Aさん

 私は2024年9月に、10日間のオーストラリア看護研修に参加しました。
グリフィス大学でのオーストラリアの医療に関する講義と看護学部の見学、私立病院やクリニックの視察、現地の日本人看護師や学生との交流など、オーストラリアの医療・看護を肌で感じることのできる盛り沢山のプログラムでした。現地で働く日本人看護師によって行われた講義では、実際の経験を踏まえた話を聴くことができ非常に貴重な機会となりました。他にも、広大な国土を持つオーストラリアならではの医療問題や、ワークライフバランスを重視した現地看護師の働き方が印象に残っています。
講義や視察が無い日には動物園やテーマパークに行ったり、ビーチで綺麗な景色を楽しんだりしました。食事や通学日の送迎など、現地での生活を支えてくれたホストファミリーとも親交を深めることができ、とても嬉しかったです。海外での生活は不安もありましたが、一緒に参加した学生をはじめ沢山の助けがあり充実した10日間を過ごすことができました。
日本とは異なるライフスタイルや初めて出会う物事に心躍らせるとともに、自身の将来の選択肢を広げることができた有意義な研修となりました。

Bさん

私は2023年9月に10日間のオーストラリア研修に参加しました。
研修では、オーストラリアは多国籍の人々がいるため、言語や文化、習慣の面で多様性を重視した看護が提供されること、看護師は「病気に対する人間の反応を見る」役割があるため、看護師も医師の指示を持たずに自分の判断で責任を持って介入を行うことなどを学びました。オーストラリアの医療体制、働き方やワークライフバランスの実状なども知ることができました。また、ホームステイや研修先の先生、学生とのコミュニケーション、オーストラリアでの生活の仕方なども経験できました。文化や背景が異なる方への関わり方や看護の在り方を理解できたことは、今後看護師を目指す上で重要であると考えています。
研修の経験は、看護学実習中に話の引き出しとして患者さんとの話題にできたり、非言語的コミュニケーションの取り方、オーストラリアと比べた時の日本の医療体制について理解が深まったという点で活かせていると思います。

シアトル(アメリカ合衆国)
看護研修

多くの他大学の看護学部の学生との合同企画

10日間程度 9月

研修に参加した学生の声

2年生 Tさん

私は2025年9月に10日間のシアトル研修に参加しました。
研修では、シアトルで働く日本人看護師による看護セミナー、ワシントン大学看護学部の教員による講義、現地の看護学生との交流、学生が演習で使用しているSimulation Centerの見学、さらに現地の病院や高齢者施設の視察など多様なプログラムが行われました。これらを通して、講義で学んだアメリカの医療問題や保健医療システムを、実際に現地の病院で目の当たりにし、看護師の方々からその課題への考えを伺うことが出来ました。知識と体験の両面から学びを深めることができた、非常に貴重な機会となりました。
また、この研修では医療分野だけでなく、現地の人々との交流を通して文化にも触れることが出来ました。昼食は大学の学生や医療関係者が利用するカフェテリアでとり、現地の方々と会話を交わしました。さらに滞在中はホームステイを経験し、ホストマザーと教会を訪れたり夜景を見に行ったりして、アメリカでの暮らしを身近に感じることができました。
今回のシアトル研修は、私にとって初めての海外研修であり、不安もありましたが、現地での経験を通して自分の知らなかった世界が大きく広がりました。医療に関する学びはもちろんのこと、人生経験としても忘れがたい時間となりました。ぜひ皆さんも海外研修に参加して、新しい世界を体験してみてください。

Cさん

2024年9月にシアトル研修に参加しました。
研修では、ワシントン大学の看護学部で日本とアメリカの医療問題の違いについての講義を受けたり、Simulation Center(いわゆる演習室)や付属病院の見学、シアトルで看護師として働かれている方の経験談を聞いたりなど、幅広い体験をさせていただきました。特に、医療チーム内での看護師の役割や働き方が日本と異なっていることを目の当たりにし、衝撃を受けました。また、アメリカでは家族看護が重要視されており、病棟もそれに合わせた作りになっているなど、実際に見学したからこそ得ることのできた学びが多くありました。
滞在中はホームステイをしました。買い物に連れて行ってもらったり、一緒にゲームや料理をするなど、ホストファミリーとの交流を通して現地の文化や価値観に触れることができ、とても充実した日々を過ごすことができました。
この研修を通して、日本、アメリカの医療現場においての様々な面について新たな発見や気付きを得て理解を深めることができ、自分自身の視野がとても広がったと感じます。皆さんもぜひ、海外研修に参加してみて下さい。

その他チェンマイ近郊(タイ)における看護研修(8日間程度 9月催行)があり、2-3名程度の学生が参加しています。この研修は、主に在宅看護を学ぶプログラムとなっており、すべての臨地実習が終了した4年生に勧めています。