学部生インタビュー

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4年生 Mさん
2年生 Kさん
01

看護師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

Mさん

私は、小さい頃に兄が川崎病という原因不明の心臓の病気にかかっていたことがきっかけです。今は元気に生活しているのですが、当時は何回も病院に行っていて、大好きな兄や家族のために、何かできることがないかと思った時に、看護師だったら何かできることがあるんじゃないかと思い、目指すようになりました。

Kさん

私は現在は保健師を目指しているのですが、最初に看護の道に進もうと思ったきっかけは、自分が高校生の時に入院した経験です。その時はコロナ禍だったので、家族も病院に来られないし、お見舞いも全くない状態で、一番接する機会が多かった看護師さんから看護を受けて、対象者のために考え動く姿勢に魅力を感じてこの世界に入りました。大学に入ってから勉強してゆく中で行政保健師の仕事を知り、看護職でありながら自分で企画して動かしていく行政職でもあるところが自分に合っているというか、すごく面白いなと思ったので、今は保健師を目指しています。

02

京都府立医科大学を選んだ理由を教えてください。

Mさん

まず、専門学校か大学かという選択肢があり、一般教養も学びたいという思いがあったので大学を選びました。その中でも京都府立医科大学を選んだ理由は、「地域に寄り添う」、「地域に貢献できるような医療を提供する」という病院の理念にすごく共感したからです。もちろん技術も必要ですが、人に寄り添えるような看護師になりたいなと思っていたので、そこが決め手でした。

Kさん

私は、この近くに住んでいて、幼い頃から身近な大学だったということがひとつです。コロナ禍でオープンキャンパスがオンラインだったので、実際に学校の様子を見てみたいなと思い、学祭に行った時に、学生さんたちが優しくて温かくて、すごくいい雰囲気だと感じたので、この大学にしようと決めました。

学祭(トリアス祭)は11月にありましたが、出し物など参加されましたか?

Kさん

私はトリアス祭の実行委員をしていたので、企画や準備を行いました。本番の日には用事で半日のみの参加だったのですが、本当に1から作っていくので、人員集めや資金集めなどから準備して、すごく勉強になったというか、いい経験をさせてもらいました。

Mさん

私は4年生なので出し物をしたわけではないですが、部活として出し物があって、今年はチョコバナナを販売していました。 トリアス祭は、部活の子がダンスをしたり、芸人さんが来たり、軽音部のライブがあったりと、色々な催しがあります。

03

好きな授業を教えてください。

Mさん

医学科生と合同で受ける「生命倫理」という授業が好きです。その授業は、今ある常識を疑うというか、そういう視点がすごく面白いなと思っていて、看護師になっても今やっていることが本当に患者さんのためなのか、患者さんの人権を侵害していないかなど、そういった観点はずっと必要になるので、面白いなと思って授業を受けていました。 その授業ではディスカッションもあり、一つの問題に対してどう思うかを話し合うのですが、学科ごとに似たような人生を過ごしてきたのかなと思うほど、看護学科と医学科によって考え方がはっきり分かれていることも面白かったです。医学科は筋道立てた考え方、看護学科は患者さんに寄り添うような考え方が顕著に表れていました。 医学科生と一緒に受ける授業はあまり多くないので、もう少し増えたら嬉しいなと思います。部活動での交流は多いのですが、授業で交流できる機会があると、いろんな考えが混ざり、新たな視点を発見できるし、附属病院に就職する人も多いので、就職してからもコミュニケーションが取りやすくなるのではないかなとは思います。

Kさん

私は、2年生の後期で受ける「看護方法論」という授業が好きです。紙上患者(※1)への具体的な看護計画を考えるという内容なのですが、だんだんと臨床に近づいてきている実感が湧きます。

※1 紙上患者:文章で情報が記された架空の患者

04

京都府立医科大学に入学して良かったことを教えてください。

Kさん

人数が少ないということと、みんな看護職を目指しているので、深い関係が築けるというのがいいなと思っています。テスト期間は勉強が大変なのですが、それでもみんな同じ夢を持っているので、高め合っていけます。

Mさん

単科大学なので、医学科と看護学科の2つの学科しかないですが、部活に入っている人が多く、医学生との交流も結構あります。医学生の文武両道の仕方なども教えてもらったり、今までになかった考え方を得られるところは良かったなと思います。私の部活は先輩、後輩との距離も近くて、仲良くできるのも良かったです。先輩は卒業してからも部活の集まりに来てくださることもあり、1対1でご飯に連れて行ってもらうこともありますし、自分の就職先に先輩がいるので、就職先の様子を聞くことができたり、そういう交流があって良かったなと思います。

05

大学内や周辺でお気に入りのスポットはありますか?

Mさん

地下に勉強できるスペース(学生ホール)があり、何人かで座って勉強できるスペースもあれば、一人で勉強できるスペースもあって、すごく良いです。

Kさん

コンセントが付いているのも良いですよね。ちょうど今年度(2024年度)の最初に改装されて綺麗になったんです。
あと、私が好きなのは、秋の御所です。昨日もお散歩しに行ってきたのですが、イチョウや紅葉などがすごく綺麗で、癒しになっています。

Mさん

通学にも京都御所を通ってくる人も結構います。癒されて学校に来るみたいな(笑)

Kさん

私もその内の一人です。贅沢な通学路です。

06

2年生のKさんから4年生のMさんへ、 気になることを質問してもらいます。

Kさん

やっぱり実習について、すごく気になります。看護学生の実習というと、すごくきついという印象があるので、どんなペースで進めていくかなど、そういうところを聞かせていただきたいです。

Mさん

病院での実習は、2週間もしくは3週間のペースで進んでいきます。附属病院での実習が中心ですが、外部の施設に行くこともあります。
実習はきついこともあるけど、学生ホールで夜にみんなで相談しながら課題や勉強をしたり、看護計画を立てたりして乗り越えました。 先生もすっごく優しくて、私たちの質問に親身になって答えてくれるし、全然心配ないです。みんなで頑張って乗り越える感じです。

勉強というのは実習記録などですか?

Mさん

そうです。患者さん行った日々のケアの記録や看護計画、薬剤のことなど、患者さんの看護に必要な情報をカルテから取り出して整理していきます。
患者さんと直接かかわって得た情報も含めて看護計画を立て、実践し、評価をするという流れです。大変だけど、しっかりご飯も食べてしっかり睡眠もとります!大丈夫!

Kさん

大変心強いアドバイスをありがとうございます。

07

今後の展望を教えてください。

Mさん

私は京都府立医科大学附属病院に就職するのですが、最初の数年は消化器科や循環器内科で看護の基礎というところをしっかりと身につけたいと思っています。 私の理想とする看護師さんは、メンタル面でもサポートできる看護師さんなので、ゆくゆくは、精神の分野で認定看護師など資格を取得したいと思っています。 自分の発するひと言ひと言が患者さんにすごく影響を与えるということは、実習を通してすごく感じたので、仕草やひと言で患者さんを救えるような看護師になれたら良いなと考えています。

Kさん

まだ2年生なので、あまり具体的には想像できていないのですが、まずは今年度末にある保健師コースの選抜に通るということが一つの目標です。 将来保健師になるに向けて考えると、まずは色んな人と関わって、その地域の現状を知ることから始め、その地域全体の健康を向上できるように、関わっていきたいなと思っています。

08

最後に受験生へのメッセージをお願いします。

Mさん

やった分だけ自分の力になるし、もし受験で受からなかったとしても、絶対その経験が糧になるなと思いますし、あまり思い詰めすぎず、とりあえず努力してみるというモチベーションで頑張ってもらえたらなと思います。

Kさん

規模は小さい大学ではありますが、自分の選択次第で本当にいろんな経験ができるし、たくさんの出会いがある大学生活になると思うので、そこを目指して勉強を頑張ってほしいです。