学部生インタビュー

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保健師コース 3年生 Yさん
保健師コース 4年生 Sさん
01

保健師を目指したきっかけを教えてください。

Yさん

入学当初は保健師という職業自体をあまり知らなかったのですが、授業やガイダンスを通して保健師の職業について知るようになりました。保健師という仕事は、話し合いなど、より「チーム」で地域の課題にアプローチするという印象を受け、それが楽しそうだと思ったことがきっかけです。

Sさん

私も入学当初から保健師を目指していたわけではなく、もともとメンタルヘルスに関する看護に興味がありました。そして授業を通して初めて、産業保健師が企業で勤める方々のメンタルヘルスのケア等をする職業だと知り、産業保健師に興味を持ったことをきっかけに保健師コースを目指すようになりました。

02

京都府立医科大学を選んだ理由を教えてください。

Yさん

4年制大学なので、専門学校よりもじっくり時間をかけて学べるということと、附属病院で実習をさせてもらえるので、遠くの施設へ実習に行くよりも負担が少ないのではないかと思い、この大学に決めました。

Sさん

私も家から近いというのは、すごく魅力的に感じています。特に看護学科は実習が多いので、大学も実習先も家から近いというのは、実習をするうえで比較的大事なことだと思っています。
また、私自身が中学生の時に京都府立医科大学附属病院の小児科に入院した経験があり、1番初めに認識した大きい病院だったことも、大きな理由です。

入院されていた時に看護師さんに対して憧れのようなものを抱かれたのでしょうか?

Sさん

そうですね。優しい看護師さんばかリでした。附属病院は、保護者がずっと付き添うことができるので、心細さが少ない病院ではあるのですが、それでもやっぱり入院している時って、すごく寂しかったり、不安だったりします。だからそんな時に看護師さんがずっと様子を確認してくれて、すごく優しかったことが印象に残っており、それが看護師を目指すきっかけにもなりました。

そもそも看護師を目指したきっかけをお聞きできていなかったのですが、Yさんはなぜ看護師を目指されたのですか?

Yさん

僕は自分の親が看護師をしていて、「患者さんからこんなこと言ってもらった」とか、そういったやりがいを話してくれていたので、一般企業で働くよりも人と関わるというか、人が病気などでしんどい時に寄り添えるということがすごくいい職業だなと思い、看護師を目指そうと思いました。

03

好きな授業を教えてください。

Yさん

保健師の授業の「地域診断学」は、実際に外に出て色んな街を見たり、グループワークが多くて楽しかったです。

Sさん

私は特定の授業というよりは精神看護学に興味があったので、精神看護学に関する授業はどれもすごく興味深かったです。 それと、実習を通して現場で学ぶことも多いので、実習での学びもすごく印象深く、楽しかったです。

04

京都府立医科大学に入学して良かったことを教えてください。

Yさん

部活などで医学科の人たちとの交流がたくさんできるということと、医学科の先生の授業を受ける機会も多く、色んな先生から授業を受けられるので、すごく自分の為になっています。

Sさん

Yくんが言ってくれていたように、アットホームな雰囲気や実際に病院で働いていらっしゃる先生方の授業が受けられるといった環境はこの大学だからこそだと感じています。
また実習では、特に保健師の実習を通して、より自分が住んでいる京都市について知ることができたという面でも、良かったなと思います。
一般的に看護を学ぶ学科に進むと、進路や就職の選択が狭まるように感じる方もいらっしゃるかなと思うのですが、この大学では3年生から看護師、保健師、助産師の3つのコースに分かれるのでそれも大きな強みかなと思います。

05

ここからは、Yさんから先輩のSさんへ、気になることを質問していただきます。

Yさん

保健師の実習は具体的にどういったことをするのですか?

Sさん

保健師の実習は、地域看護学実習ⅠとⅡに分かれていて、Ⅰが2週間、Ⅱが3週間で計5週間あります。学内での演習は2、3週間あって、演習、実習の全体を通して保健師が行う業務を学ぶという流れになっています。京都府または京都市で、実習に行く地域がいくつかのグループに分かれていて、演習では、その地域に関する地域診断を行います。実際に現場へ行く実習ⅠとⅡでは、演習での地域診断で挙げた、地域が抱える課題を確認しながら、保健師の方々が行っている家庭訪問やがん検診、乳幼児健康診査、精神保健相談など、多くの事業に参加させていただき、地域で保健師がどのように活動していて、どういう課題があるからどういう対策がされている、ということを学びます。
簡潔に言うと、演習では自分が行く地域の課題を、情報収集を通して考えます。 実習Ⅰでは事業を見学して、もう1回その地域診断を見直します。実習Ⅱでは見学だけではなく、保健師の立場から実際にどういう課題に対しどういう対策が必要かを考え、実践してみるという流れです。

Yさん

実際に家庭訪問や健康教室などもするのですか?

Sさん

はい、します。私は健康教育を2回と、同行+見学する形で家庭訪問を1回、させていただきました。他にも学生が一部実践する立場での家庭訪問や、乳幼児健康診査での問診、発達試験を実践などを実施する機会もあります。

Yさん

へえ~。大変そう。

Sさん

でもそういう瞬間が1番楽しくもあります。

Yさん

たくさん勉強しないといけないなと思いました(笑)

Sさん

保健師の実習と看護師の実習で大きな違いが一つあって、看護師の実習は主に一人の学生が一人の患者さんを受けもつ形になるので、記録などの記入が基本的に個人作業になるのですが、保健師の実習は4人から5人のグループで進めるので、個人で行く家庭訪問以外は、どの記録に関しても全部グループで記入します。個人ワークがすごく少なく、グループワークが多いというのは大きい違いです。

Yさん

看護師と保健師、2つの国家試験を受けないといけないですが、勉強はどのように進められていますか?

Sさん

同じように国家試験を2つ受ける助産師コースも含め、人によっては3年生の段階から問題集を解いている学生もいます。だけど、3年生の後期から看護の実習もあり、就活や卒業研究もしなければならないし、保健師の実習もあるとなると、時間がすごく限られてくるので、何か自分に合った勉強方法を少しずつでも探るということが大事かなと思っています。
ノートを作った方が自分の頭に入るのか、私の場合は、かわいいノートを作ったら作ったことに満足して頭に入れられないから、とりあえず問題をたくさん解くとか。私もあまり前から勉強しているとは言えない立場なので、偉そうなことは言えないけど、時間がある人もいればない人もいる中で、その時間を最大限に活用できるための工夫を見つけることが大切かなと思います。今すごく焦っています(笑)

Yさん

参考になりました。

Sさん

学校単位で行う模試が、看護師が3回、保健師が2回あるので、最低限その模試の振り返りをするだけでも少しは勉強になると思います。

Yさん

頑張ります。

Sさん

私も勉強頑張ります(笑)

06

今後の展望を教えてください。

Yさん

自分が保健師として働くことになっても、病院で現場を見る経験は、すごく大事になると思うので、今は実習中に様々な診療科の特徴を感じながら、病棟での学びをたくさん身につけていきたいです。

Sさん

私は看護師として就職することが決まっているのですが、看護師コースと保健師コース、それぞれで学んだことをどちらも生かしながら看護師として働きたいです。そして、いずれは産業保健師として、企業に勤務できたらいいなと思っています。やっぱりメンタルヘルスケアに携わりたいといった思いは入学当初から変わっていなくて、産業保健師は従業員の方々の家族も含めて快適に働き生活していけるように調整する役割を担っている職種なので、そういう職種につけるように少しずつ勉強を重ねていきたいです。