小中高とサッカーをしてきた中で、怪我をした際にお世話になった看護師さんに勇気づけられ、人を直接笑顔にできる仕事というところで思いついたのが看護師だったこと、命に携われるという点からも素敵な仕事だと思ったことがきっかけです。
僕は人と話すことが好きなので、アフターケアなど「寄り添う」という面では看護師が自分に向いてそうだなと思い、看護師を目指すようになりました。
地元である京都の公立大学であり、オープンキャンパスに行った時にも雰囲気が良かったことが一番の理由です。当時、立命館高校に通っていたのですが、キャンパス内に立命館大学の石碑があり、親近感が湧いたことも理由のひとつです。
※現在、京都府立医科大学看護学舎が位置する広小路キャンパスは、立命館大学発祥の地であり、1981年までは立命館大学広小路キャンパスとして所在していました。
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好きな授業や印象に残っている授業を教えてください。
今行っている実習が印象的です。1、2年生の頃にも基礎実習といって、1週間ほどの実習はあったのですが、3年生の9月頃から本格的に実習がはじまりました。
いくつかの班に分かれているので、実習期間にも違いはありますが、僕の班は9月から翌年の5月までが実習期間で、その期間は通常の授業はありません。もちろん、冬休みなど休みの期間はあります。
実習期間中は基本的には附属病院に行かせてもらうことが多いですが、他の施設など複数の病院や施設に行かせてもらえます。
今日は、心臓疾患をもっているお子さんなど、重症度が高い患者さん対象のPICU(小児集中治療室)で、看護師さんから講義を受けて来ました。普段は患者さんと直接的に接することの方が多いです。
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実習中につらかったことや、嬉しかったエピソードを教えてください。
つらいことはあまりないですね。あえて言うならば、記録が多いことくらいですが、それも自分のためだと思うと、頑張れます。
嬉しいことといえば、最近自分が受け持っていた患者さんが、実習中に退院することができたことです。小児患者さんなのでお母さんもすごく喜んでおられて、退院ってこんなにも幸せなことなんだなと、自分のことのように嬉しかったです。
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看護学科は女子学生が多いと思うのですが、入学前に戸惑いなどありましたか?
逆に、僕は人と違うことが好きなので、女性が多い職種の中でもしっかりと実力をつけたいという思いもありました。
看護職は様々な場所で活躍できるので、看護学科に進学してよかったと思っています。
僕の学年では男子学生は84人中4人なのでかなり少ないのですが、男女問わず仲良くしています。
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京都府立医科大学に入学して良かったことを教えてください。
実習では隣に位置する附属病院に行けるということです。あとは先生が優しいことがこの学校の強みかなと思います。特に、実習の時には先生が味方になってくれますし、いい学校に入学したなと思っています。
まずは看護師としてしっかり経験を積んで、将来的には患者さんに貢献できるような看護師であり、そのような人間に成長していきたいです。
男性だったら、男子学生が少ないことを気にする方もいるかもしれませんが、女子学生も優しくて、楽しく過ごすことができます。男性の先生もいるので、そこに関してはそんなに気にする必要はないと思います。
勉強は大変だと思いますが、頑張ってください。