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EXPO2025大阪・関西万博に出展! 「オーロラスコープ」開発
京都府立医科大学 大学院保健看護学研究科 島田 順一教授
島田先生が開発したオーロラスコープは、重さ10gの超小型生体デバイスです。体表に貼付することで、測定技術やモニター装置を必要とせず、体温、呼吸、心電図の3つの生体情報が同時に経時的に計測できます。また遠隔操作も可能で、デジタライズした連続データとして収集することができます。特に「呼吸」に関しては、生体内外の刺激や心理反応が呼吸状態に顕著に影響することは知られてきましたが、連続的データへの着眼はこれまでありませんでした。オーロラスコープにより、呼吸状態の推移の観察が容易になり、看護技術を支援すると考えられます。また、健康障害を有する人のみならず、健康な人の呼吸データも容易に収集することができ、保健分野に広く貢献することが期待されます。
島田先生は、呼吸器外科医としてご活躍の傍ら、より安全で合併症の少ない手術を目指し、手術用の高度医療機器の開発と製品化に取り組んできました。先生が開発された医療機器群は特許技術として承認され、全国の外科手術の現場で活用されています。 保健看護学研究科に着任後は、COVID-19により自宅待機中に呼吸状態が急変する患者が全国で多発したことから、看護師による症状モニタリングの重要性に着眼し、遠隔での観察とデータ収集を容易にするためのオーロラスコープの開発に取り組まれました。開発を通して、看護力の向上や保健看護学分野におけるDX化を支援しておられます。
オーロラスコープは、大阪万博ヘルスケアパビリオン:ウエルネスを実現するテクノロジーと空間~カラダ(フィジカル)の健康と美容を実現するオフィス~にて出展されます。ぜひ現地でご体感ください。 2025年4月29日(火)~5月5日(月)出展: YANCHERS株式会社