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認知症の人が“自分らしく”生きる社会へ― 「第3次京都式オレンジプラン」の策定に貢献しています!
精神看護学 占部美恵 講師 精神看護学 福田弘子 学内講師 老年看護学 松尾綾子 助教
2025年は、団塊の世代が後期高齢者となる年です。2012年に厚生労働省にて「認知症背策推進5か年計画」としてオレンジプランが策定され、京都府では、現在「第3次京都式オレンジプラン(第3次京都認知症総合対策推進計画)」を推進し、「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現」を目指しています。
占部先生は、2017年から継続して京都式オレンジプランの分析・評価に取り組まれてきました。2023年には福田先生、松尾先生も加わり、京都府全域における調査、本人・家族ミーティングの分析・評価を実施されました。新京都式オレンジプランの柱である「10のアイメッセージ」を多面的に点検した結果、2017年の評価時よりも、認知症の人が自分自身の人生を主体的に考えていることが明らかとなりました。 先生方の取り組みは、時代の変化に合わせ、当事者・家族・地域の声に耳を傾けることの積み重ねにより、認知症の人が自分らしく生きていける社会の実現に、確かな方向性を示しています。